全日空、成田/ヒューストン線就航、初便搭乗率は98%
全日空(NH)は6月12日、成田/ヒューストン線に就航した。使用機材はボーイングB777-300ER型機で、座席数はファーストクラスが8席、ビジネスクラスが52席、エコノミークラスが190席の計250席。1日1便で運航する。
NHにとってヒューストンは、北米ではサンノゼ、シアトル、ワシントンDCなどに次ぐ9ヶ所目の就航地。NHによると成田発の初便搭乗者数は244名で搭乗率は97.6%。ヒューストン発の予約者数も248名でほぼ満席となった。NHでは「お客様からの期待値が高く、それだけの需要があった」との見方を示している。
同路線のターゲット層は、日本発については、日本からヒューストンを含む米国南部や中南米への需要と、東南アジアから米国南部への需要。ヒューストンから中南米へはメキシコやブラジルなど、東南アジアから成田へはNHが運航するバンコク、ハノイなどを中心に各地からの乗り継ぎが可能という。
また、NHはジョイントベンチャーであるユナイテッド航空(UA)とヒューストン以遠の路線でコードシェアを実施している。米国南部エリアではオーランド、マイアミ、ニューオリンズなど、中南米ではメキシコシティ、グアダラハラ、モンテレイなどの路線でコードシェア便が利用できる。
これらを踏まえ、現段階では5割が日本人、3割がアジア人と米国人、2割が中南米人の利用を見込んでいるとした。