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HISと大分県、温泉キャンペーンで関東発の独自商品-交付金活用も

  • 2015年5月7日

 エイチ・アイ・エス(HIS)と大分県は、2015年7月1日から9月30日に実施される「おんせん県おおいた 湯ウェルカムキャンペーン」において、関東地区発で航空機を利用した独自の旅行商品を共同開発した。HISによると、航空機を利用したキャンペーン公式ツアーの販売は同社のみ。5月7日に販売を開始した。

 HISによれば、大分県は東九州自動車道の開通、大分県立美術館の開業など、温泉に加えさまざまな魅力があるといい、国内旅行の取扱拡大をはかる同社と大分県が協力することで、さまざまなシナジーが創出できるとの考え。今回の取り組みを通し、大分への更なる送客拡大をめざす。

 独自商品「おんせん県おおいたで待っちょるけん 湯ウェルカム大分」では、ツアーに大分県が「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用して設定した、3000円のクーポン券「おんせん県でつかえます券」をつけた。クーポン券は大分県の1万店舗以上で、飲食や土産物、観光施設などで利用できるもの。大分県ではHIS用に計3000枚を用意した。

 また、HIS初の試みとして、温泉タオル「おんせんタオルパスポート」を付加。HISが独自に提携した大分県内の施設に、おんせんタオルパスポートを持参すると、別府温泉の湯めぐりや施設のお土産の割引など、独自のサービスを受けることができる。

 さらに、由布院や臼杵、杵築、耶馬溪、別府温泉など、観光名所の昼食施設8種類の中から、ご当地グルメの昼食を1回分提供。宿泊施設は別府、由布院、大分市内に加え、長湯や久住、九重、日田、天ヶ瀬などの温泉地の宿泊プランも用意した。このほか、滞在中はレンタカーを1室ごとに1台利用できる。

 ツアーは7月1日から9月30日出発で、2、3、4日間プランを用意。利用予定航空会社は全日空(NH)で、旅行代金は1名あたり2日間プラン、2名から4名1室、基本ホテル利用の場合、2万9900円から7万9900円。最少催行人員は2名とした。ツアーはHISの関東エリア及び各営業所、オンラインで販売する。