JAL・ANA、GW国際線旅客数は11%増-利用率は7ポイント増
日本航空(JL)と全日空(NH)が発表したゴールデンウィーク期間(2015年4月28日~5月6日)の利用実績で、2社合計の旅客数は前年比11.0%増の43万3756人となった。座席数は1.5%増の52万5906席で、利用率は7.0ポイント増の82.5%といずれも前年を上回った。
企業別で見ると、JLは旅客数が8.6%増の22万9419人、座席数が0.3%増の26万9959席となり、利用率は6.5ポイント増の85.0%。NHも旅客数が13.9%増の20万4337人、座席数は2.9%増の25万5947席で利用率は7.7ポイント増の79.8%と伸長した。
方面別の旅客数では、JLはほとんどの方面で前年から増加。最も伸長したのは中国で16.6%増、次いで東南アジアが15.8%増、米大陸が15.7%増となった。また、前年を下回ったのは韓国で9.8%減だった。NHは全方面で増加し、JLと同様に中国が30.2%増と最も増加。このほか、欧州が11.4%増、アジアが9.9%増と続いた。
方面別の利用率については、JLはグアムが7.1ポイント増の93.6%で1位。2位はハワイで3.8ポイント増の89.5%、3位は韓国で3.6ポイント増の88.0%となった。NHはリゾートが4.9ポイント増の91.5%と最も高く、次いでアジアが5.9ポイント増の83.6%、中国が14.6ポイント増の77.7%などとなった。