静岡県とJR東海、家康没後400年で共同プロモ、旅行商品専用きっぷも

  • 2015年4月23日

 静岡県とJR東海は2015年が徳川家康没後400年であることを契機に、共同で静岡県への誘客を強化する。静岡県の「徳川家康公顕彰四百年記念事業」とJR東海の東海道新幹線沿線観光キャンペーン「Japan Highlights Travel(ジャパン・ハイライツ・トラベル)」の共同企画によるもの。第1弾として、観光プロモーションと県内周遊観光の促進をはかる取り組みとして周遊きっぷを設定した。

 観光プロモーションでは、Japan Highlights Travelのウェブサイト上で、特別コンテンツ「東海道の美景と家康公の足跡を辿る静岡の旅」を公開。静岡県を東部・中部・西部の3つのエリアに分け、エリアごとに家康ゆかりの名所や観光スポット、モデルコースを順次公開していく。また、静岡県とJR東海で共同ポスターを作成し、首都圏や中京圏、関西圏の東海道新幹線停車駅などで掲出する。

 周遊きっぷとしては、旅行商品専用のきっぷとして、首都圏・中京圏・関西圏発で「ふじのくに家康公きっぷ」を設定。それぞれのエリア内のJR、私鉄、バスなどの普通車自由席、一般席が2日間乗り放題となるもので、3エリアごとに設定した。旅行商品は静岡県内の東海道新幹線駅までの往復新幹線と宿泊、同きっぷがセットになったフリープラン型で、ジェイティービー(JTB)、日本旅行、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズで販売。旅行商品を購入すれば、他エリアのきっぷの追加購入も可能だ。

 ツアーの設定期間は4月10日から7月1日で、旅行代金は例えばジェイアール東海ツアーズの場合、静岡駅までの往復新幹線(こだま号)普通車指定席、ホテルアソシア静岡での1泊、ふじのくに家康公きっぷ(中部)、指定の東海キヨスクなどで使えるセレクトクーポンがセットで、東京・品川駅発の場合大人1名2万200円から2万6600円。今後7月出発以降の商品も発売予定だ。