クラツー、知床岬上陸ツアー発売、7月と8月に計4回

  • 2015年4月14日

知床岬 クラブツーリズムはこのほど、北海道・知床の世界自然遺産登録10周年を記念し、ツアー商品「まだ見ぬ知床半島に上陸 知床岬赤岩地区の歴史と文化に触れる旅」を発売した。特別保護地域に指定され、通常は海から上陸できない知床岬に、特別許可を得て上陸するもの。同社によれば、このようなパッケージツアーを旅行業界が催行するのは、今回が初めて。

 知床岬は環境保護の観点から、観光などを目的とした動力船による上陸は認められておらず、これまでは観光船で海から見ることしかできなかった。また、陸路で訪問するためには、険しい山をガイドの協力を得て越えなくてはいけないという。上陸許可は「知床エコツーリズム検討会議」での検討を経て、昨年から3年間、7月15日から8月15日の期間限定で認められている。

 同ツアーの出発日は7月20日と24日、8月2日と5日の計4日。出発地は東京で、旅行代金は1室2名から5名までの利用で、1名あたり13万5000円から16万5000円としている。最少催行人数は各回20名とする。

 日程は2泊3日で、1日目は羅臼昆布の試食と番屋見学を実施。2日目は知床岬に上陸し、赤岩地区にて最古の番屋と漁業活動を見学する。3日目には知床峠で、7月はフレペの滝、8月はカムイワッカ湯の滝を訪れる。