エジプト、カイロ、ギザの状況について(4、07現在)
先月2015年3月にエジプト最大のリゾート地 シャルムエルシェイクにて開催された「エジプト経済開発会議」は成功裏に幕を閉じ、各国から巨額の投資と支援の呼び込みに成功、また首都カイロと紅海の間に建設される新都市構想も発表されるなど、明るいニュースが続きました。
一方、カイロ市内では警察官を狙った爆弾事件が発生。図らずも事件直後となりましたが、春香祭の連休も間近に控える中、今回もJTUE会員揃ってカイロとギザの主要観光地視察を行いましたので、その様子をご報告させていただきます。
この情報をエジプトへの旅行計画の判断材料として、お役立ていただければ幸いです。
■ 午前09:00 --- エジプト考古学博物館
開館時間に合わせ団体客が続々と入場。今回は独・英国グループを多く見かけました。
皆さんハルガダやシャルムエルシェイクのリゾートから足を運ばれたようで、日に焼けた肌と真夏の装いが目立ちます。
現在、紅海沿岸のリゾートは、 イースター休暇を利用した旅行客で大変賑わっています。
当博物館のセキュリティーはこれまでお伝えしたように、万全の体制が敷かれています。
博物館の敷地脇への装甲車配置、博物館前道路を一方通行とし、その進入口で全車両を停止させてのチェック、その後、敷地内では身体・荷物検査、と2重、3重のチェックを行っています。
■ 午前09:45 --- ザマレク地区
ピラミッドへ向かう途中、4月5日の爆弾事件現場近くを通過。
通行規制もなく普段通り多くの車が行き交います。爆発による道路や設備の破損等は見られませんでした。
■ 午前10:00 --- 大エジプト博物館
ピラミッドへの道中、工事現場を通過。敷地には同博物館付属の保存修復センターが博物館に先立ちオープンしており、日本人専門家たちによる技術支援が行われています。
今年1月には安倍首相も視察されました。
■ 午前10:15 --- ギザのピラミッド
ピラミッドエリアのセキュリティーも博物館同様、何重もの警察によるチェックを通過します。
またバスに積んだ大きな荷物もセキュリティーチェックが必要となります。
空港到着後にスーツケースを積んだままピラミッドへ直行する場合は注意が必要です。
パノラマポイントでは中国の団体始め欧州、アジアからの個人客の姿が多く見られました。
4月末日まで、三大ピラミッド全ての内部入場が可能です。5月1日からは第二ピラミッドがクローズの予定です。
■ 午前11:15 --- オールドカイロ地区
車を降りてセキュリティーチェックを通り、コプト教会へと向かいます。
聖セルギウス教会、別名アブサルガでは現在修復工事が行われていますが、内部見学は引き続き可能です。
4月12日(日)はコプト教のイースターですが、ミサは深夜に行われるため、この日も通常通りオールドカイロ一帯の教会見学が可能です。
■ 正午12:00 --- モハメッドアリモスク
前回同様、駐車場には多数の観光バスが見られました。
こちらも身体、荷物の両検査が厳重に行われています。
■ 午後12:30 --- ハンハリーリバザール
比較的空いているバザール内、この時間帯は値段交渉もじっくり出来そうです。
トリップアドバイザー選「世界の人気都市」第一位にマラケシュが選ばれ、メディナの市場が旅行者を惹きつけている事が伺えますが、ここハンハリーリも、迷路のような市場にあらゆる土産物が揃っている点、マラケシュと相通ずるものがあります。
こういった観光スポットの魅力を積極的にアピールする必要性を感じます。
情報提供:エジプト日本旅行業連盟 (JTUE)、日本海外ツアーオペレーター協会