ジェットスターJ、鈴木氏が社長辞任、ターナー氏と片岡氏の2名体制に
ジェットスター・ジャパン(GK)は4月1日、設立時から代表取締役社長を務めてきた鈴木みゆき氏が辞任し、同日付でジェットスターグループのグループオペレーション本部長を務めるジェリー・ターナー氏がGKのCEO(最高経営責任者)に、同グループ日本支社長の片岡優氏がGKの代表取締役会長に、それぞれ就任すると発表した。当面は代表取締役社長のポストは設けず、日常的なオペレーションについてはターナー氏が、代表取締役の決裁が必要な業務などについては片岡氏が担う、“2名体制”のかたちで運営するという。
ターナー氏はアイルランド出身。航空業界で36年間の経験を有し、そのうち22年間はライアンエアー(FR)などでLCCビジネスに携わっている。ジェットスターグループには11年以上勤務しており、グループの各航空会社で要職を歴任。今年3月までのグループオペレーション本部長では、同グループの全航空会社のオペレーションを統括していたという。
鈴木氏は辞任にあたり、「新たな分野で次なる飛躍を目指す」とコメントしている。なお、片岡氏の会長就任に伴い、福川伸次氏はGKの名誉会長に就任する。
豪カンタスグループや日本航空、三菱商事などが出資するGKは、2012年7月から運航を開始。現在は20機のエアバスA320型機で国内外の12都市・20路線に就航しており、日本のLCC市場で約60%のシェアを有している。