英国政観、JTBWVと消費者向け女子会イベント、100名参加

  • 2015年3月31日

英国政府観光庁日本代表のアシュリー・ハーヴィー氏  英国政府観光庁は3月26日、JTBワールドバケーションズ(JTBWV)と共同で、一般の女性100名を対象にした女子会イベント「女子旅in英国大使館」を開催した。イベントは、ルックJTBの20代から30代の女性を対象にしたコース「女子旅inイギリス」の発売を記念したもの。JTBWVによると、JTB首都圏の女性顧客を対象にメールマガジンで参加者を募集しており、約2時間で満員になったという。

 英国政府観光庁日本代表のアシュリー・ハーヴィー氏によると、旅行会社と共同で消費者向けにイベントを開催するのは今回が初めて。同庁では通常、BtoBのプロモーションのみをおこなっているが、今回JTBWVと共同で開催することにより「直接消費者へ英国の魅力をアピールすることができる」との考えだ。また、ハーヴィー氏は「SNSを使用した投稿が多いことやクチコミなどで20代から30代の女性の影響力は大きい」とし、「1990年代にOLブームで多くの女性が英国に旅行した。今回のイベントなどを機に、ブームを再燃させたい」と意欲を示した。

 同氏は英国の女子旅のデスティネーションとしての魅力について「女子旅のファクターである『かわいい』と『かっこいい』の両方を兼ね備えている」点をアピール。例えば、同庁が実施している王室御用達の「ロイヤル・ワラント」認定ブランドを挙げ、女性に人気の店が多くあると説明した。

女子旅in英国大使館パーティーの様子  一方、JTBWVも、観光局などと協力して女子旅をプロモーションするイベントを開催するのは今回が初の試み。JTBWV欧米部欧米企画第3チームチームマネージャーの夕永裕子氏は「大使館に行ったということや、大使館で話を聞いたということはとても印象に残ると思う」と述べ、イベント開催により「このツアーならではの魅力を知ってもらうことができる」と期待を示した。

 夕永氏によると、同コースは今まで女子旅という切り口で英国への需要を取り込めていなかったことから設定したもの。同様の女子旅コースをフランス、イタリア、ドバイ方面でも設けているが、英国が一番人気という。

 コースは成田、羽田、関空発着で、設定期間は4月1日から10月31日まで。特徴としては、ロンドンの散策ツアーなどのオプショナルツアーや、ルックJTB専用ラウンジ、宿泊ホテルまでの専用車送迎、対象店舗で利用可能なクーポン券などを提供する。旅行代金は1名10万9900円からとした。

 なお、女子会イベントでは、ジャーナリストの長谷川喜美さんのトークショーやクイズ大会などを実施した。