15年GW、1位は台湾、韓国も回復傾向に-国内は東京、北陸が5位に
▽国内旅行の1位は東京、北陸の人気上昇
国内旅行については、アンケート調査では1位は東京ディズニーリゾート(TDR)を含む東京、2位は沖縄と、昨年と同様の結果となった。コメントによると、TDRの人気が続いており、首都圏滞在型が好調に推移。沖縄は羽田/那覇線や石垣線の増便などで家族層の人気が集まってるという。3位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)人気の続く大阪が、昨年の9位から上昇。5位には昨年15位の北陸がランクインしており、北陸新幹線の開業が奏功したとのコメントがあった。
ホールセラー5社に対する販売動向調査では、国内旅行は前年比35.9%増と全体的に好調に推移。5月に集中する傾向はあるが、大河ドラマ「花燃ゆ」効果で山陰・山陽や、姫路城の天守閣公開、開創1200周年を迎える高野山の大法会がある近畿地方などが伸びており、京阪神は32.5%増、山陰・山陽は4.1%増となった。
また、北陸新幹線の開業効果で、金沢に加えて能登半島や富山の人気が高まっており、北陸は170.7%増と増加。このほか、今年は東北の桜も人気で、弘前城の改修工事前の桜が見納めになることがあり、東北三大桜ツアーが人気。東北は9.0%増となった。傾向としては、飛行機を利用したツアーが人気で、北海道が26.1%増、沖縄が18.3%増、九州が6.3%増となった。
なお、販売動向の調査はジェイティービー、近畿日本ツーリスト個人旅行、日本旅行、阪急交通社、エイチ・アイ・エス(海外のみ)、ANAセールスの6社を対象とした。