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関空、15年夏は週882便で過去最高更新-中国線など大幅増

  • 2015年3月26日

 新関西国際空港によると、関西国際空港の2015年夏ダイヤの国際線定期便運航計画で、7月のピーク時の旅客便週間便数は前年比107便増の882便となり、過去最高を更新した。

 2015年の動向としては、訪日旅行需要の拡大を背景に中国や韓国、台湾方面への新規就航または増便の動きが顕著で、東アジア方面の便数はいずれも過去最高となった。特に中国線は、春秋航空(9C)が拠点化により週42便に増加したことなどにより、週65便増の週334便に拡大。厦門航空(MF)は6年ぶりに厦門線を週3便で運航し、マカオ航空はマカオ線を週3便増便してデイリー化する。

 そのほか北米線では、日本航空(JL)がロサンゼルス線に再就航。エア・カナダ(AC)は5月から、バンクーバー線を週5便で開設する。一方、欧州線ではアリタリア-イタリア航空(AZ)が運航を休止する。

 LCCについては、2月28日から国際線の運航を開始したジェットスター・ジャパン(GK)や、ジンエアー(LJ)、ティーウェイ航空(TW)の新規就航などにより、航空会社数は14社、就航都市は21都市に拡大。便数は66便増の236便に増加し、国際線旅客便に占める割合は4.9ポイント増の26.8%となった。なお、FSCの運行便数も41便増加し、過去最高の週646便に増加している。

 14年冬ダイヤの便数は、昨年10月の計画段階ではピーク時で週777便を見込んでいたが、実績では週802便に増加。LCCの新規乗り入れや中国線のネットワーク拡大により、当初の計画を上回った。