ニュージーランド航空、17年冬の1日2便化めざす-羽田就航視野も
ニュージーランド航空(NZ)日本・韓国地区支社長のスコット・カー氏はこのほど本誌のインタビューに答え、2017年の冬ダイヤにおいて、日本/ニュージーランド線を1日2便で運航したい考えを示した。冬ダイヤはニュージーランドの繁忙期であることから、ダブルデイリー化をめざす。
現在運航中の成田/オークランド線は1日1便で継続するが、もう1便の使用空港は日本側、ニュージーランド側とも現時点では未定。ショルダーシーズンである夏ダイヤについては1日1便以上で運航する考えだ。羽田については22時台着、24時発のスケジュールであれば就航したいと話し、「可能性としてはあるかもしれないが(スロットが)取れるかどうかが難しい」と語った。スロット次第では16年冬ダイヤで申請を検討するという。
同社では2019年度(2018年7月~2019年6月)までに、日本市場の事業規模を2014年度(2013年7月~2014年6月)の2倍にする「ダブルジャパン戦略」に取り組んでいるところ。基準として便数、座席数、売上、利益、旅客数、楽しさの6つの項目を掲げており、例えば旅客数では、約7万人だったものを約9万8000人まで増やすことをめざす。カー氏によると、2015年度は全体で25%以上の達成率となる予想。2016年度は50%の達成率を見込む。
2014年7月から12月の6ヶ月間では「座席数が7%増えたところ、旅客数は17%増に増加」したといい、ロードファクターも今まで60%から70%台で推移していたが、平均82%となった。今年の6月までには85%となる見込みだ。2月中旬時点では繁忙期のため、ほぼ満席で推移しているという。
なお、NZではボーイングB787-9型機を2015年12月末までに10機導入する予定。日本路線には昨年12月から導入しており、8月24日からは全便をB787-9型機で運航する予定だ。
※インタビューの詳細は別途掲載予定