2月の旅行業倒産は昨年と同じ2件、負債総額4000万円
東京商工リサーチ(TSR)によると、2015年2月の旅行業の倒産件数は前年と同じ2件となり、前月の3件から1件減少した。負債総額は4000万円で、前年の2億1000万円から1億7000万円減少。東日本大震災関連の倒産件数は0件だった。なお、2月17日付けで事業を停止した愛知県の第2種旅行業者のユニオン航空サービスについては、2月末時点で破産申請が確認されていないため件数には入っていない。
倒産したのは東京都と大阪府の旅行会社で、負債総額はそれぞれ3000万円と1000万円でいずれも小規模。このうち法人や団体の出張手配などを手がけていた東京都の旅行会社は、同業他社やインターネット販売などとの競合に押されて売上高が減少したという。大阪府の旅行会社は個人事業者だった。
宿泊業の倒産件数は8件で前年比1件増。このうち東日本大震災関連の倒産は1件だった。負債総額は273.4%増の92億1900万円となった。