ミラノ万博、日本館の詳細発表、ハローキティを特別大使に
農林水産省や経済産業省、国土交通省などが中心となって準備を進めているミラノ国際博覧会の日本館はこのほど、「2015年ミラノ国際博覧会 開幕2カ月前 日本館プレス発表会」を開催し、日本館の特別大使としてサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」を任命したことを明らかにした。イタリアを含む世界各国において、日本発のキャラクターとして認知度が高いことを受けたもので、具体的な活動内容については明らかにしていないが、日本館が実施するイベントに出演し、ピーアール活動をおこなうという。
サンリオ取締役ライセンス事業本部長の下村陽一郎氏は発表会で、「ハローキティは現在、130の国と地域で活動しているが、(サンリオの海外展開にとって)ミラノは欧州の要の都市」と説明。「日本館のピーアールのために、ハローキティと我々一同で頑張っていきたい」と意欲を示した。
このほかプレス発表会では、日本館でおこなうイベントの詳細について発表。テーマは「Harmonious Diversity -共存する多様性-」で、「PROLOGUE」「HARMONY」「CORRIDOR」「DIVERSITY」「LEGACY」「INNOVATION」「COOL JAPAN DESIGN GALLERY」「FOYER-JAPAN SHOWCASE」「LIVE PERFORMANCE THEATER」の9つのシーン別に、最新のプロジェクションマッピング技術などを使用した展示をおこなうという。また、自治体や各種団体などが、日本の食文化に関連するワークショップやパフォーマンス、映像放映などを実施する。
なお、万博では参加国ごとに「ナショナルデー」を予定しているが、日本のナショナルデーの7月11日には、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんや能楽師の宝生和英さん、書道家の紫舟さんなどがライブパフォーマンスをおこなう予定。