スカイマーク、米子線運休、茨城線減便-2路線で増便も
民事再生手続き中のスカイマーク(BC)は9月1日から、米子発着全路線を運休するとともに、茨城2路線を減便する。このほど2015年9月1日から10月24日までの運航ダイヤを国交省に申請した。運航便数は、8月31日までは週70便だが、9月1日以降は週63便に減少する。
BCでは早期再生をはかり、路線計画の見直しをおこなっているところ。BCによると、米子/那覇線の1月のロードファクターは39.3%、神戸線のロードファクターは42.9%。不採算路線の米子線で、将来採算性を上げることも厳しいことから、今回運休を決定したという。ただし、経営再建後、将来的には復便する可能性もあることから、「撤退ではなく運休」とした。
また、9月1日から、茨城/新千歳、福岡線を減便する。BCによると、茨城発午後便、茨城着午前便はロードファクターが芳しくなかったことから減便を決定した。また、茨城/神戸/那覇線については、経由便の設定をなくし、茨城/神戸線、神戸/那覇線と、別の機材で運航。経由便では1区間が遅れると他のスケジュールにも影響するためだという。同様に羽田/神戸/長崎線についても経由便をなくし、各区間ごとの路線として運航する。
一方、中部/新千歳線と、神戸/那覇線については、1日2便から1日3便に増便する。BCによると、両路線とも夏の需要が高く、人気があることから9月以降の増便を決定したという。