14年国際観光客は4.7%増、中国は送客1億人超え-UNWTO調査

  • 2015年2月26日

 国連世界観光機関(UNWTO)が発行する「世界観光指標」の2015年1月号によると、2014年の国際観光客到着数は前年比4.7%増の11億3800万人となった。日本への到着数は29.4%増の1341万人だった。

 地域別では米州が7%増で最も伸長し、次いでアジア・太平洋が5%増、ヨーロッパが4%増、中東が4%増、アフリカが2%増となった。準地域別では北アメリカが8%増で最も伸長。次いで北東アジア、南アジア、南・地中海ヨーロッパ、北ヨーロッパ、カリブ海がそれぞれ7%増となった。

 送客数では中国が11%増の1億900万人で最大。伸び率が大きかったのはサウジアラビアやインド、フィリピン、カタールなどで、いずれも30%以上増加した。

 UNWTOの予測では、2015年の国際観光客到着数は3%から4%の増加となる見込み。地域別では米州とアジア・太平洋が4%から5%増、アフリカは3%から5%増、ヨーロッパは3%から4%増、中東では2%から5%増を予想する。

 UNWTOでは2014年の国際観光収入を2015年4月に発表する予定。国際観光客到着数の増加と同様の伸びを予想しているという。