シンガポール観光局によれば3月10日から22日まで、国立デザインセンターをメイン会場に、デザイン関連イベント「シンガポール・デザイン・ウィーク」が開催される。政府機関の「シンガポール・デザイン・カウンシル」が主催するもので、国内の各地で国際見本市やカンファレス、ワークショップなど、約50のイベントを実施する。

　シンガポールでは2003年に、政府の経済検討委員会が次世代の成長産業の柱として、「教育」「ヘルスケア」「クリエイティブ」の3つを選定して以来、国策としてデザイン産業の振興に取り組んでいるところ。同イベントは、イノベーションや生産性向上に向けたデザインの活用を促すことを目的としており、デザイン業界人に限らず、学生や一般人にも参加を呼びかけている。

　メインイベントとして10日から15日まで開催する「SingaPlural」では、広告や建築、都市計画、インテリア、家具、ファッションなどの幅広い分野で、デザイン性に優れた作品を展示。パリで開催されているインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」のアジア版となる「メゾン・エ・オブジェ・アジア」や、「シンガポール国際家具フェア」には、日本からも多くのメーカーやブランドが出展するという。