KNT-CT、14年国内は0.6%増-団体は学生が好調
KNT-CTホールディングスの2014年通年の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比0.6%増の3333億1335万円となった。団体旅行は4.9%増の890億3876万円、個人旅行は0.8%増の517億1376万円といずれも増加。一方、企画旅行は1.3%減の1925億6084万円となった。
分野別で見ると、団体旅行は一般団体が0.1%減の370億5186万円と微減した一方、学生団体は8.8%増の519億8689万円と伸長。企画旅行ではメイトが7.3%減の799億9354万円、その他が14.9%減の518万円となったが、クラブツーリズムは3.4%増の1125億6211万円と増加した。
このほか、国内旅行以外では海外旅行が2.7%減の1662億2239万円、外国人旅行が24.6%増の119億5231万円で、関連商品などを合わせた総計は0.2%減の5201億6035万円となった。
▽12月単月の国内は2.1%減、学生団体は2桁増
12月単月では、国内旅行の取扱額は2.1%減の255億2469万円となった。このうち、団体旅行は1.3%減の73億87万円となったが、個人旅行は3.6%増の47億6170万円と増加した。企画旅行は4.4%減の134億6213万円となった。
団体旅行のうち、一般団体は16.6%減の27億1762万円と減少したが、学生団体は修学旅行の取り扱いが堅調に推移し、10.8%増の45億8325万円と前年を上回った。
企画旅行は、メイトが9.5%減の64億30万円。方面別の取扱人数は、九州方面が好調を維持したほか関西・南紀方面が比較的好調だったが、低価格帯商品のラインナップを縮小させた影響などにより低迷した。
クラブツーリズムは0.7%増の70億6030万円と微増。そのうち、バス旅行を除く国内旅行部門では、関西方面のイルミネーション企画やハウステンボスなどの関連商品が好調に推移し1.0%増と微増した。一方、バス旅行部門は日帰りのイルミネーション企画などが好調に推移したものの6.6%減に。テーマ旅行部門は、巡礼をはじめとして好調に推移したことで2.0%増となった。