KNT-CT、14年海外は2.7%減-個人旅行は2桁増

  • 2015年2月10日

 KNT-CTホールディングスの2014年通年の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比2.7%減の1662億2239万円となった。このうち団体旅行は3.6%増の411億2707万円、企画旅行は11.2%減の815億93万円、個人旅行は10.5%増の435億9439万円だった。

 分野別でみると、団体旅行は一般団体が3.8%増の280億4274万円、学生団体が3.2%増の130億8433万円とでずれも増加。企画旅行はクラブツーリズムが6.3%増の563億6586万円、その他が34.2%増の6億6940万円となったが、ホリデイは36.0%減の244億6567万円となった。

 このほか、国内旅行は0.6%増の3333億1335万円と微増し、外国人旅行は24.6%増の119億5231万円となった。関連商品などを合わせた総計は0.2%減の5201億6035万円だった。

▽12月単月の海外は11.8%減、個人旅行は増加

 12月単月では、海外旅行取扱額は11.8%減の111億6426万円となり、このうち団体旅行は9.7%減の35億9146万円、企画旅行は22.3%減の43億9279万円でそれぞれ減少。一方、個人旅行は5.3%増の31億8001万円となった。

 団体旅行のうち一般団体は、前年に実施した大型の職場旅行や招待旅行の反動により、17.8%減の15億385万円に。学生団体は2.8%減の20億8761万円だった。

 企画旅行では、ホリデイが引き続き不調で38.0%減の15億3822万円。各方面で低価格帯商品のラインナップを縮小した影響などから、取扱人数・取扱額ともに低迷した。クラブツーリズムも急激な円安やエボラ出血熱の発生などにより、0.8%減の28億4981万円と微減した。

 海外旅行以外では、国内旅行が2.1%減の255億2469万円、外国人旅行は13.9%減の11億1196万円となり、関連商品などを含めた総計は5.8%減の390億7799万円となった。