観光庁、15年度予算案は0.3%増、訪日事業は1%減
「観光地域づくり支援」では、概算要求の9億5800万円には届かなかかったものの、前年比20%増の6億2800万円を計上した。このうち、新規案件は「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」で2億9000万円を配分。広域観光周遊ルートよりは小規模のレベルで、各地域の観光資源を活かした地域づくり施策と体制づくり、受入環境整備、2次交通の充実など観光振興のための施策を実施していく。
「観光産業振興」は3%増の6200万円を獲得。新規事業の「旅館の経営改善・情報発信促進事業」では2700万円を計上した。このほか、「観光統計の整備」は7%増の4億6000万円、その他は2%増の3億900万円となった。
復興枠は12%減の4億8000万円。「東北地域観光復興対策事業」は39%減の1億600万円、「福島県における観光関連復興支援事業」は前年並みの3億7400万円となった。