JTB沖縄、渡嘉敷村と包括的連携協定、国立公園登録で

  • 2015年1月13日

 JTB沖縄はこのほど、沖縄県島尻郡渡嘉敷村と包括的連携協定を締結した。渡嘉敷村は、2014年3月、渡嘉敷村と座間味村からなる慶良間諸島が国立公園に登録されたことを契機に、魅力ある観光地の創造と環境保全の推進をめざしているところ。JTB沖縄はJTBグループの一員として地域交流事業を推進しており、両者が協力することで慶良間諸島の地域経済の活性化や地域の新興をはかる考えだ。

 協定締結により、JTB沖縄の持つ機能やネットワークなどを活用し、「魅力ある観光地創造」「慶良間諸島全体への経済的波及効果」「環境保全の推進」の3点を共同で事業活動を推進していく。今後は情報や意見の交換をおこない、取り組みの案件や具体的な実施に向けた検討を実施。協議が整い次第、事業活動を実施していく。まずは3月から4月頃に、JTB沖縄が人材育成セミナーやワークショップを開催する予定だ。

 なお、沖縄でのJTBグループと地方自治体との連携協定締結は、2009年11月にジェイティービー(JTB)と沖縄県が、2014年5月にJTB沖縄と座間味村が、それぞれ包括的連携協定を結んでいる。将来的にはJTB沖縄、座間味村、渡嘉敷村の三位一体での取り組みを視野に入れ、活動していく方針だ。