名鉄観光、新中計で訪日とネット販売強化、新システムで海外FIT拡大
▽15年度の旅行売上高目標は1037億円、東南アジアや関西など重点化
2015年度の旅行売上高目標額は1036億9300万円に設定。2014年度目標額の1013億6000万円と比較して、2.3%増を見込んだ。収入予算は、14年度の当初予測比から1.3%減となる138億5500万円。費用は同1.4%減の125億1700万円を計上した。
費用の内訳は、人件費が91億3400万円、販売費が14億3200万円、固定費が19億5100万円。以上から旅行部門の貢献利益予算は23億1000万円とし、本社経費を含む全社の貢献利益予算は13億3700万円とした。税抜営業利益は7億円、当期純利益は3億3500万円とした。
重点送客先としては、海外では経済成長が著しく双方向で旅行者数が伸びているタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジア、フィリピンなどの東南アジア諸国を挙げた。韓国と中国への送客については、「非常に重要なデスティネーションであり、市場を見据えながら積極的に送客したい」(経営企画部)という。
国内では、開創1200周年を迎える高野山、大天守の保存修理を終えて3月にグランドオープンする姫路城、好調が続くユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、話題の多い関西に注力する。なお、同社は3月から5月にかけて開催される「淡路花博2015花みどりフェア」のパスポート販売管理業務を受託している。