主要50社、10月の海外旅行は横ばい-i.JTBや名鉄観光は3割増
観光庁が取りまとめた2014年10月の主要旅行会社50社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比0.9%減の2003億4125万円となった。観光庁では、「感染症や円安の影響で旅行者の消費マインドが冷え込んでいる」との見方を示している。募集型企画旅行については、取扱額が6.0%減の683億769万円、取扱人数が13.2%減の31万8653人となったことから、単価は8.2%増の21万4364円となった。
企業別の取扱額上位3位は、JTBグループ15社が3.9%減の438億32万円で首位。次いでエイチ・アイ・エス(HIS)が0.9%増の292億3150万円、阪急交通社が7.2%減の174億7791万円となった。
伸び率については、1位のジェイアール東海ツアーズは、少額ながら96.9%の2830万円とほぼ倍増に。2位はi.JTBで35.8%増の2億857万円と飛躍した。3位の名鉄観光サービスが29.1%増の2億1391億円と伸長した。
なお、国内旅行は2.5%増の3820億740万円、外国人旅行は39.8%増の119億6082万円となり、総計は1.9%増の5943億947万円となった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
10月単月