ロードムービーで地域を拓く-ものがたり観光行動学会・年次大会(2)
パネルディスカッションは同学会の副会長で大会実行委員長の高田公理佛教大学教授がコーディネーターとなり、田中監督と物語マーケティング研究者の新井範子上智大学教授をパネリストに迎えて「ものがたり観光」の捉え方を話し合った。
「ロードムービーこそが物語観光」
新井さんは「物語が残る地を自分の足で歩き、自分の物語を重ねていくことが物語観光になる」「物語観光をマーケティングに生かす手法が着目されており、様々な事例がこれから報告されるだろう」と話した。
田中さんは「ロードムービーそのものが物語であり、俳優らも撮影が進むにつれてそれぞれの物語を紡ぎだした」「ロードムービーこそが物語観光だ」などと話した。
大会前には映画村を自由見学し、東映京都撮影所スタッフの案内で普段は入ることのできない撮影現場を見学した。
情報提供:トラベルニュース社