日本航空、「SKY SUITE 787」と冬の新機内食メニュー公開
日本航空(JL)は11月29日、ボーイングB787-8型機の新仕様機材「SKY SUITE 787(スカイスイート787)」と、冬シーズンの機内食メニューを公開した。JLはこれまで「ひとクラス上の最高品質」をテーマに、B777-300ER型機に「SKY SUITE 777(スカイスイート777)」、B767-300ER型機に「SKY SUITE 767(スカイスイート767)」を導入。スカイスイート787ではB787-8型機の全クラスをリニューアルし、12月1日から成田/フランクフルト線、2015年1月1日から成田/ニューヨーク線で運航を開始する。
スカイスイート787の座席は、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス88席の計161席。ビジネスクラスではシェル型のフルフラットシートを、スカイスイート777と同様に仕切りを設けた個室感の高いデザインに変更した。また、新たに設定したプレミアムエコノミークラスでは、スカイスイート777と同じデザインで、前席の背もたれが倒れてこない「FIXED BACK 構造」を採用した。
さらに、エコノミークラスでは「新・間隔エコノミー」第2弾として、座席幅とピッチを広くした「SKY WIDERII(スカイワイダーII)」を用意。座席幅は現行のB787-8型機に比べて5センチメートル広い約48センチメートルで、座席ピッチも5センチメートル拡大し約84センチメートルとした。
このほか、機内にはスカイスイートで初めて、温水洗浄機能付きのウォシュレットを全クラスのトイレに搭載。また、モニターでのスワイプ操作が可能な新機内エンターテイメントシステム「MAGIC-VI」も導入した。
なお、スカイスイート787はB787-8型機に加え、2015年から運航予定のB787-9型機でも順次導入していくという。
機内食の新メニューは12月1日から提供。例えば、パリ発のファーストクラスとビジネスクラスでは、日本の料理大会「RED U-35 2014」でグランプリを獲得したシェフの吉武広樹氏がプロデュースした洋食コースを提供する。JLでは2013年1月から欧米、豪州、東南アジア線で「空の上のレストラン」をコンセプトに、「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド) by JAL」として、機内食サービスの向上をおこなっている。