豪州、サッカーで交流拡大に期待、1月にプロモーション第2弾も

  • 2014年11月18日

(左から)オーストラリア総領事のキャサリン・テイラー氏、TA日本・韓国地区局長のアンドリュー・ライリー氏。中央がトロフィー オーストラリア政府観光局(TA)は11月18日、「キリンチャレンジカップ2014」としてサッカーの日本代表対オーストラリア代表の親善試合がおこなわれるのに合わせ、旅行業関係者を招待してランチレセプションと試合観戦を実施した。オーストラリアでは、2015年1月に「AFCアジアカップ オーストラリア2015」が開催予定で、現在TAは同大会をフックにしたプロモーションに着手している。

 レセプションでは、オーストラリア総領事のキャサリン・テイラー氏が乾杯の挨拶に立ち、「サッカーはグローバルなスポーツであり、交流を活発化する素晴らしい力を持っている」とコメント。観戦者によるオーストラリア訪問だけでなく、ビジネスやレジャー、教育旅行での相互交流が拡大し、2国間のより良い関係の構築に寄与すると期待を示した。

 アジアカップに合わせたプロモーションでは、朝日新聞への広告掲出と朝日新聞デジタル内での特設ページの開設と、同ページ上でのクイズキャンペーンを展開。TA日本・韓国地区局長のアンドリュー・ライリー氏によるとこれは第1段階との位置づけだ。

 ライリー氏は、「ワールドカップなどであれば大会自体が注目を集めるが、アジア大会は日本代表戦があるまであまり認識してもらえない」ことが課題と指摘。まずは広く告知し、オーストラリアでアジアカップが開催されることを伝えていく。第2段階は大会開始後の1月中旬に予定しているという。

 このほか、現在はアジアカップのトロフィーがアジア各国を巡って来日しているところで、レセプション会場でも披露。今後は月末の離日までの間に、報道番組での露出やお台場のMEGA WEBなどで展示される予定だ。

 なお、ライリー氏は、サッカーだけでなく錦織圭選手の活躍で注目が集まるテニスについても、全豪オープンを有効活用して直接的な渡航促進や間接的な観光情報の伝達に繋げたい考えを説明した。