はとバスは11月11日、2015年冬・早春（15年1月～3月）の東京・横浜観光バスツアーを発表した。初詣や七福神めぐり、寒梅や三浦の河津桜見学、大相撲観戦、春休みの家族向けコースなど134コースを用意。このうち新コースは16コースとした。目標人数は前年比6.3％増の16万7900名、売上は6.1％増の11億7000万円をめざす。

　初詣コースは1月1日から4日まで、前年から1コース増の18コースを用意。昨年は4761名の利用があったという。15年は設定期間が日並びの関係で短いため、コースラインナップを増やして幅広く紹介する考え。新たに靖国神社や浅草寺を3時間半でめぐる「新春！！半日初詣」コースを大人2980円、6歳以上12歳未満の子供は1490円で設定。同社によると、短時間コースは新幹線の乗り換えの空き時間に利用する人もおり、人気を博しているという。また、七福神コースでは日本橋、浅草、箱根などの7コースを用意した。

　早春のお花見ツアーは4コース用意。三浦の河津桜と梅の名所である鎌倉の東慶寺、三渓園と組み合わせた新コースを2つ発表。例えば「春を先取り！！花の鎌倉と三浦海岸河津桜祭り」では大人7900円、子供6900円で提供する。

　また、家族向けには、知的好奇心を満たす旅として、3月21日から4月5日の春休み期間限定で工場見学を取り入れた4コースを発表。「うきうき！！TOKYOアドベンチャー」では、有明水再生センターを初めてツアーに組み込み、普段入ることができない下水の舞台裏を見学。さらに印刷博物館を訪問し、見学後にマイノート製作体験を組み込んだ。旅行代金は大人1名7400円、子供は4歳以上12歳未満で1名3590円。