観光庁、「ミス・インターナショナル」各国代表をVJ観光特使に任命

  • 2014年11月9日

観光庁長官の久保成人氏とミスキューバのアディスレイディ・アロンソ・ロドリゲス氏  観光庁と「2014ミス・インターナショナル世界大会」を主催する国際文化協会はこのほど、大会に参加するために来日した73ヶ国・地域の代表を「ミスVJ観光特使」として任命した。特使は今後、SNSなどを利用して日本の魅力を発信するほか、現地で実施される訪日プロモーションなどに参加し、ビジット・ジャパン事業に協力していく。

 11月6日に開催された任命式の冒頭で挨拶した観光庁長官の久保成人氏は、「日本には『百聞は一見にしかず』ということわざがある」と述べ、「インターネットで簡単に手に入れた情報ではなく、今回の滞在で見たものが本当の日本」と強調。「皆さんが日本で見つけた面白いものやクールなものを、ぜひ自身の国で伝えてほしい」と要望した。
 
 国際文化協会会長の下村朱美氏は今回の任命について、「来日したミス達には、ただ『日本が楽しかった』だけで帰るのではなく、ずっと日本の応援団でいてほしいと思った」と説明。世界大会は日本で開催する権利があることから、「東京オリンピックが決まったからには、2020年まで観光特使を続けていきたい」と意欲を示した。

 下村氏によると、各国の代表は10月27日に来日し、約3週間日本に滞在。既に訪問した観光地などをSNSで紹介しており、協会のFacebookページはこれまでに6万8000回以上閲覧されたという。同氏は「日本にはおもてなしの心がたくさんあることを知ってもらいたい」と語り、「ミス達は日本のファンとして、日本への観光客が増えるように手伝いをしてくれると思う」と話した。