全日空、海外上級クラスの機内食、20路線で各国とコラボ
全日空(NH)は12月から、海外出発便の機内食で、各就航地を代表する有名ホテルやレストランとのコラボレーションメニューを提供する。同社では2013年度から台湾とインドで取り組みを開始。今回は新たにタイ、シンガポール、中国、香港、ロサンゼル発日本行きのビジネスクラスで開始する。これにより、NHの国際線全路線の約4割である20路線でコラボレーションを実施することになる。
タイとシンガポールは深夜発便以外の便で、12月から2015年11月まで実施。タイはフォーシーズンズホテルバンコクとおこない、12月から2月はタイ料理店「スパイスマーケット」とコラボレーションしたメニューを用意。シンガポールはザ・リージェントシンガポール ア フォーシーズンズホテルと実施し、12月から2月は広東料理レストラン「夏宮(サマーパレス)」のメニューを提供する。
中国は15年から、北京、大連、瀋陽、杭州発日本路線のうち一部の便を除いて実施。北京発は2月、5月、8月、10月に、大連、瀋陽、広州発は1月、4月、7月、11月に、シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツの「香宮(シャンパレス)」、「夏宮(サマーパレス)」と広東料理を提供する。
香港は香港発日本路線で、今年12月と来年の3月、6月、9月に実施。カオルーン シャングリ・ラ 香港の「香宮(シャンパレス)」と広東料理を提供する。コラボレーションメニューの提供中は、香港発着の羽田、成田便でホテルおすすめのワインも供する。
ロサンゼルスは12月から来年11月まで、ロサンゼルス発日本路線で展開。パティナ・レストラン・グループのカリフォルニア料理を深夜発便の朝食、昼発便のランチで提供するほか、オリジナルカクテルも用意する。
なお、台湾とインドについても引き続きコラボレーションを継続。台湾は15年2月、6月、9月に、台北(桃園)発日本路線のビジネスクラスで、リージェント台北と実施。インドは12月からChef Satish Aroraとコラボレーションし、ベジタリアン向け特別食をムンバイ、デリー発便に加え、羽田、成田発全路線でも提供する。クラスはビジネスクラスとエコノミークラスで、日本発はファーストクラスも対象とした。