エア・カナダ（AC）は10月22日から、来年5月2日に就航予定の関空／バンクーバー線について、就航記念セールを実施する。同路線はACのレジャー航空会社に当たるエア・カナダ・ルージュで運航。10月24日まで、最大週5便体制で運航する計画だ。

　AC日本支社長のワイス貴代氏はエアカナダ・ルージュについて「ACが国際線展開の中で最も重要と考えているブランド」とコメントした。レジャー航空会社との位置づけから、ビジネス需要よりもレジャー需要が高い路線に積極的に投入しているといい、関空線についても東京に比べるとレジャーの割合が高い見込みから、同ブランドでの就航を決定したと説明。関空線はエアカナダ・ルージュにとってアジア初就航になるため、本社でも注目が高いという。

　運航機材はボーイングB767-300ER型機で、上級クラスに当たるプレミアムルージュが24席、エコノミークラスのルージュプラス35席、ルージュ221席の計280席。多くのレジャー客に利用してもらえるよう、エコノミークラスを中心としており、席数もACの通常のB767-300ER型機より多いという。エコノミークラスのうち、ルージュプラスは座席ピッチがルージュより13センチメートル広い89センチメートルとした。なお、プレミアムルージュの座席ピッチは94センチメートルとなっている。

　ACでは10月22日から航空券の販売を開始。就航記念セールとして、往復3万円の特別運賃を設定する。燃油サーチャージなどは別途徴収する。販売期間は11月22日まで、搭乗期間は来年10月24日までで、夏の繁忙期間は除外する。運航スケジュールは以下のとおり。

▽関空／バンクーバー線　運航スケジュール（2015年5月1日～最大週5便体制）
AC1952便　KIX　16時25分発／YVR　10時00分着（月、火、水、木、土）
AC1951便　YVR　12時05分発／KIX　14時55分着※翌日（月、火、水、金、日）