カンボジア・プノンペン、シェムリアップ、同国の「エボラ出血熱」対策について

  • 2014年10月18日

 アフリカを中心にその脅威が報道されている「エボラ出血熱」。

 感染を知らずに飛行機で移動し感染が世界に広まるのを防ぐため、各国とも空港での警戒が厳重になりつつあります。

 カンボジアでも同様にプノンペン、並びにシェムリアップの両空港、及びBAVETとPOIPETの国境に、今年2014年8月から「サーマルボディスキャナー」(高熱を感知できるスキャナー)が設置されております。

 また、カンボジアに空路で入国される方は、健康状態とカンボジア入国前の滞在国に関する質問票への記入が義務付けられており、そこにはカンボジア国内における住所や電話番号等を記載しなければなりません。また質問票には個人のEメールアドレス等の記載欄もあります。

 サーマルボディスキャナーは、どこの国から到着したかを問わず全旅客が対象となっておりますが、アフリカや中東などからの旅客には、より厳しいチェックが行われております。

 この質問票(Health Declaration of Travelers)は、カンボジアに到着する飛行機内、もしくはビザカウンター付近で配布されます。到着客は、それを受け取って記入し、出入国カウンター前で提出します。

 これを受け、現在プノンペン、シェムリアップの両空港では、イミグレーションが非常に混雑するケースが多々発生しております。

 同空港をご利用予定の方は、ご注意ください。

 なお、既に西アフリカ諸国で多くの人命を奪っている「エボラ出血熱」ですが、カンボジア国内、及びカンボジアに入国した人からの感染者は出ておりません。

 WHO(世界保健機関)の発表によると、空気感染はしないことから、現状のカンボジアでの「エボラ出血熱」発生リスクは、大変低いとのことです。


情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社日本海外ツアーオペレーター協会