次代を担う学生奮闘中(2) JES学生部会関西支部が奈良・明日香でツアー

 日本エコツーリズム協会(JES)学生部会関西支部のメンバーが企画した初めてのツアーが今夏、奈良県明日香村で行われた。飛鳥大仏や石舞台古墳などの観光スポットのほか、草木染体験なども組み込んだ。

 ツアーは、地元の飛鳥ニューツーリズム協議会の協力を得て、素材発掘から企画造成、集客、催行までを自分たちで行った。ガイドもメンバーが順番に務めた。蘇我入鹿の首塚伝説をホームランバッターに例えるなど各自が工夫して案内した。

 近畿大学4回生で代表の木戸口実央さんは「明日香ならではにこだわり、日本の原風景を体験してもらうのが目的でした。次年度以降も後輩たちに継続してほしい」。

 監修したJESの山田桂一郎理事は「路線バスを組み合わせ、バス待ちの時間に観光をしてもらう。2次交通のヒントになるツアーでは」と評価した。


情報提供:トラベルニュース社