国際観光フォーラム、4シンポジウム開催-前日まで申込受付

  • 2014年9月10日

 ツーリズムEXPOジャパンでは業界日の9月26日に国際観光フォーラムを開催する。日本旅行業協会(JATA)によると、現在公式ウェブサイトで前日まで受付中だ。参加料金はJATA、日本観光振興協会会員が1名1万人で、非会員は1名1万2000円。

 国際観光フォーラムでは国連世界観光機関(UNWTO)事務局長のタレブ・リファイ氏による基調講演、オリンピック・パラリンピックを利用した観光振興をテーマにした基調シンポジウムを実施。さらに、アジア旅行市場分析2014、海外旅行シンポジウム、国内旅行シンポジウム、訪日旅行シンポジウムの4つのシンポジウムを開催する。

 基調シンポジウムでは、シドニーやロンドンのオリンピック・パラリンピックなどの事例を元に、東京開催を踏まえ日本全国の観光振興にどう役立てていくかを討議。モデレーターは首都大学東京教授で観光庁参与の本保芳明氏が務める。

 アジア旅行市場分析では「成長するASEAN市場」をテーマに、勢いのあるマレーシア、タイ、シンガポールの3市場を取り上げ、各国の最新情報や現地の代表的な旅行会社による戦略を紹介。日本の旅行会社のアジア戦略を討議する。

 また、海外旅行シンポジウムでは、地方需要活性化に焦点を当て議論する。基調講演では北海道知事の高橋はるみ氏が登壇。さらに地方自治体や旅行会社、航空会社がそれぞれの立場から地方市場の可能性や地方需要の掘り起こし、活性化についてパネルディスカッションを実施する。

 このほか、国内シンポジウムでは、着地型観光による国内旅行の需要創造をテーマに、着地型観光の推進策や、人材育成を含む今後の地域振興について基調講演と議論を実施。訪日旅行シンポジウムでは、地方自治体や民間企業がビジットジャパン事業で実施した海外プロモーションの成功事例を紹介。外国人旅行者のニーズにいかに対応するかを討議する。

 各シンポジウムの登壇者は次ページを参照のこと。