ノルウェージャンクルーズラインホールディングス（ノルウェージャン）は、オーシャニア・クルーズとリージェント・セブンシーズ・クルーズの親会社であるプレステージクルーズ・インターナショナルを30億250万ドル（約3170億円）で買収する。このほど、両社で合意に至ったと発表した。買収の最終手続完了は2014年の10月から12月を予定している。

　ノルウェージャンによると、カジュアル船を運航するノルウェージャンクルーズラインに加え、新たにプレミアム船のオーシャニア・クルーズ、ラグジュアリー船のリージェント・セブンシーズ・クルーズを1つの傘下とし、提携することで市場シェアの更なる拡大をはかる。さらに、双方向で販売や業務サポート、ブランドコラボレーションなどを実施していく方針。

　ノルウェージャンは13隻の客船を所有しており、2019年までに新たに4隻の就航を控えている。一方、プレステージは現在8隻の船を所有しており、オーシャニア・クルーズが5隻で330都市以上を訪問。リージェント・セブンシーズ・クルーズは3隻で250都市以上に寄港しており、2016年夏には新造船も誕生する予定だ。