ツーリズムEXPO、出展者970超の大型イベントに、ブースは1500以上

  • 2014年9月4日

 日本旅行業協会(JATA)は9月3日の定例記者会見で、25日から28日にかけて東京ビッグサイトで開催する「ツーリズムEXPOジャパン」に出展する企業および団体の数が、970以上に上ることを報告した。海外からは150の国と地域、日本からは47都道府県が出展。ブース数は1500を超えるという。

 期間中は、東京ビッグサイトの東展示棟の6ホールを全て使用する。ツーリズムEXPOジャパン推進室長を務めるJATA事務局長の越智良典氏によれば、毎年開催されているイベントで、東展示棟を全て使用する大規模なものは年間14件しかないとのこと。海外・国内・訪日の三位一体で大規模化した同イベントについて越智氏は、「日本を代表するイベントに成長した」との見方を示した。

 出展コマ数が多いのは、海外ではブランドUSAの58コマ、韓国の46コマ、台湾の36コマなど。中国は昨年並みの10コマにとどまった。国内は沖縄県の50コマ、東北連合の35コマ、東京都の28コマなど。国内のブース出展については、海外と同様に地域ごとにまとまって大型化し、見応えのあるものへと変化する傾向が見られるという。

 25日と26日に開催される商談会の参加者は、アウトバウンド商談会がセラー405名とバイヤー181名、国内商談会がセラー137名とバイヤー63名で、計786名となる予定。現在は商談のマッチング作業を進めているという。なお、インバウンド商談会の「VJトラベルマート」と「VJ JAPAN MICEマート」については、海外バイヤー350名、国内セラー400名の参加を予定する。

 そのほか、25日に東京国立博物館で開催する交流会「JAPAN NIGHT」には、国内外の関係者1500名を招待。一般向けの27日と28日にはお台場のフジテレビ本社社屋で無料のサテライトイベントを開催し、4万5000人を本会場に誘導する考え。そのほか24日から26日にかけ、丸の内の商業施設「KITTE」でもサテライトイベントを開催する。4日間の総来場者数は15万人を見込む。