エジプト航空、GSAにレジェンドリーグス指名-東京支店を6月末に閉鎖
エジプト航空(MS)はこのほど、日本総代理店(GSA)としてレジェンドリーグスを指名した。レジェンドリーグスは2014年2月創業で社員数は9名。4月からはスリランカ航空(UL)のGSAも担当している。8月1日からMSのGSAとしての業務を開始した。
MSは、エジプトでの政情不安による日本人旅行者数の需要減などを受け、2013年7月から成田線を、10月から関空線を運休中だ。今年3月31日には大阪支店を閉鎖し東京支店に業務を集約していたが、6月30日に東京支店も閉鎖した。一部のスタッフはレジェンドリーグスとして引き続き業務を担当する。
レジェンドリーグスによると、日本路線の運航再開の具体的な日程は現在未定。ただし、日本路線は1962年から就航している50年以上の歴史がある路線であるとし、撤退するのではなく「近い将来再開する見込み」だという。
エジプトについては外務省の渡航情報で、北シナイ県、一部を除く南シナイ県、リビア国境地帯に「渡航の延期をお勧めします」が、南シナイ県の一部やルクソール、アスワン、アブシンベル、ハルガタに「十分注意してください」が、それ以外のエジプト全土に「渡航の是非を検討してください」が発出されているところ。ただし、レジェンドリーグスによると、「渡航の延期をお勧めします」以外の地域は通常通り観光でき、カイロも普段通りの日常生活が戻ってきている。欧米各国の渡航情報もほぼ通常通りに戻りつつあるといい、エジプトのピークシーズンである冬期には観光客も戻ってくる見込みとした。
今後は、MSの北京・バンコク/カイロ線などを日本市場で販売していく予定。ただし、まだGSAとしての認知度は低いことから、引き続き旅行業界への告知をおこなうことで認知度向上をはかる方針だ。
▽訂正案内(4月25日9時48分 編集部)
スリランカ航空(UL)の2レター、エジプト航空の日本路線の就航期間(50年以上)を誤って表記しておりました。
訂正し、お詫び申し上げます。