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ジャルパック、下期商品は12.1万人目標、50周年企画を強化

  • 2014年7月28日

ジャルパック代表取締役社長の二宮秀生氏(右)。商品発表会では、経済アナリストの森永卓郎氏(左)も特別ゲストとして参加した ジャルパックはこのほど、2014年度下期商品の販売を開始した。海外旅行では、今年度の目玉であるJALパックブランド50周年特別企画で新コースを設定したほか、上期商品の人気コースも拡充。単価の上昇も上期より低くし、12万1000人の取り扱いをめざす。

 50周年の特別企画商品は、「次の50年もお客様の視点を貫いて、お客様から選ばれ愛される旅行会社をめざす」(ジャルパック代表取締役社長の二宮秀生氏)取り組みの一環として上期から設定。「一生に一度は体験したい」「限定を味わう」「テーマを楽しむ」「旬を楽しむ」がテーマで、上期は国内を含めて200人の取り扱いを想定していたが300人の集客が実現したという。

 下期の特別企画商品では、新たにペルーの「ナスカの地上絵」やオーストラリアの「エアーズロック」など世界遺産を中心に巡る世界一周ツアーや、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートとオペレッタ「こうもり」を最上位カテゴリーの席で観覧するツアーなどを設定。ウユニ塩湖を訪れるツアーなども新設した。下期もまずは200人を目標とし、引き続きシニア層をコアターゲットにファミリー層も取り込んでいく。

 また通常の期首商品では、上期で人気だったというヨーロッパ方面の連泊コースを追加。北スペインのサン・セバスチャンに4連泊し、ミシュランレストランやバーを巡るコースと、モンテカルロのフェアモントモンテカルロ・デラックスシービューに5連泊するモナココースを設けた。

 なお、上期の取り扱い見込みは前年比3%減の12万1000人。台湾やミクロネシア方面が伸長した一方、アジアではクーデターや客船事故の影響でタイと韓国が減少。欧米など長距離方面は、円安による旅行代金上昇などの影響により伸び悩んだものの、上期商品発表時の計画と比較すれば堅調な推移。特に、第1四半期に比べて第2四半期は上向いているという。