観光庁、MICE効果測定モデルを拡張、地域ごとの測定可能に

  • 2014年7月16日

 観光庁はこのほど、「MICE開催による地域別経済波及効果測定のための簡易測定モデル」の提供を新たに開始した。2011年に提供を開始した「MICE開催による経済波及効果測定のための簡易測定モデル」の機能を拡張し、全国だけでなく、都道府県や国際会議観光都市単位での経済効果の試算を可能にしたもの。各自治体などに提供することで、地域主導によるMICE振興の活性化を期待する。

 観光庁では、MICE開催による経済効果を測定するツールとして、これまでに「国際会議の経済波及効果測定のための簡易測定モデル」や「MICE開催による経済波及効果測定のための簡易測定モデル」を開発し、提供してきたところ。しかしいずれのモデルでも、地域単位での経済効果は算出できなかったため、モデルの機能向上に関する希望が寄せられていたという。

 新たなモデルではそのほか、算出対象のうち国際会議を「医学系」「科学・自然・技術」「その他」の3区分に細分化。試算結果については表だけでなく、分かりやすく図示できるようにした。