気軽に街歩き、自転車で公園散策
多様な食の楽しみも　

ハーバーに並ぶ水上飛行機はバンクーバーらしい光景だ　今年のランデブーカナダ（RVC）2014のホストシティとなったバンクーバーは、世界中からクルーズ客船も寄港する北米西海岸でも屈指の港町。全日空（NH）による羽田線の新規就航で、改めてレジャーデスティネーションとしての注目度も高まっており、FITも増加傾向にあるという。今回は歩いて、走って、食べて、西海岸の爽やかな空気を感じて、いろいろなバンクーバーを体験し、その魅力を探ってみた。

自由な街歩きの魅力
ロブソン・ストリートからウォーターフロント

グランビル橋からグランビル・アイランドを望む 　都市観光としてのバンクーバーの魅力のひとつは、自由気ままな街歩きが楽しめるところだろう。その中心となるのが東西に走るロブソン・ストリート。周辺にはブランドショップやハイエンドなレストランが集まる。碁盤の目に区画されたバンクーバーを歩くとき、このストリートを目安にすると分かりやすい。

新登場の「フライ・オーバー・カナダ」 　ロブソン・ストリートを背にしてウォーターフロントまで歩くと、白帆をモチーフにした屋根が印象的なコンベンションセンターが目に入ってくる。その隣には豪華クルーズ船が横付けされ、海上からは水上飛行機が飛び立つ。バンクーバーらしい光景だ。

　コンベンションセンター・イーストには新しく登場した「フライ・オーバー・カナダ」が隣接する。文字通り、カナダ各地の景勝地の上空を飛行するアトラクション。大型スクリーンに映し出されたイメージのなかを自在に飛ぶ。身体に響く音と感じる風、そして頬に軽くかかる水しぶき。最後はバンクーバーの上空からオーロラへひとっ飛び。約10分間、五感でカナダ全土を疑似体験できるエンターテイメントとして注目を集めている。