政府、インド人に短期数次ビザ発給開始、訪日観光客拡大に向け

  • 2014年7月8日

 日本政府は7月3日から、インド国民に対する短期滞在数次ビザの発給を開始した。訪日観光客の増加やビジネス面での利便性向上を目的としたもの。1回の滞在期間は15日、有効期間は3年とした。

 申請者は、過去3年間に日本に短期滞在した経験のある人か、十分な経済力のある有職者およびその配偶者と子に限られ、日本国内で収入を伴う事業や報酬を受け取る活動をおこなうことはできない。そのほか、一定要件を満たしたICAO標準の機械読取式一般旅券が必要となる。審査の結果次第では、1回のみ有効のビザを発給する場合もあるという。

 なお、インド国民は日印以外の第三国にも多く居住している事情を勘案し、ビザの発給はインド国内にかぎらず、全ての在外公館で可能とした。