日観振、JATA、JNTOが連携協定締結、双方向交流と地方活性化で

  • 2014年7月8日

 日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)の3団体はこのほど、アウトバウンドとインバウンドの双方向観光交流の拡大や地方観光の活性化などを目的として、連携および協力に向けた包括協定を締結した。今年から「旅フェア」と「旅博」を「ツーリズムEXPOジャパン」に統合し、さらに今回は「VISIT JAPAN トラベルマート」と「VISIT JAPAN MICEマート」も同時開催すること、さらなる訪日外国人の受け入れに向け、地方の観光活性化に関して連携を強化する機運が高まったことなどを受けたもの。

 協定において3団体は、双方向の観光交流の拡大に向けた取り組みが、今後の更なる交流拡大や、地方発着の国際航空路線の維持などにおいて重要との認識を共有する旨を明示。あわせて、国内観光の振興およびインバウドの増加が地方経済の活性化に重要な役割を果たすこと、2020年の東京オリンピックに向けた諸施策の実施が、日本の観光産業全体の底上げにとって重要であることについても、認識を共有するとした。

 その上で、国内外における日本の観光振興をはかるための取り組みに対し、支援や協力を連携すること、「ツーリズムEXPOジャパン」「VISIT JAPANトラベルマート」「VISIT JAPAN MICEマート」を連携させ、世界最大級のイベントに成長させること、地域の観光資源の開発やプロモーションなどに取り組む自治体や広域観光組織、民間事業者と連携することなどを目標として列挙。また、これらの取り組みを具体化するため、定期的な三者会議を開催することなども方針として掲げた。