観光庁、多言語対応の改善・強化モデル事業地域を募集
観光庁はこのほど、訪日外国人旅行者の受入環境整備の一環として、多言語対応の改善・強化に関するモデル事業について、実施地域の募集を開始した。
多言語対応については、今年3月に観光庁で「観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン」を策定したところ。今回、地域での多言語対応の改善、強化に関するモデル事業を実施し、当該地域での自立的・継続的な受入環境の整備と他地域への活用、普及促進をはかる考えだ。
募集は地域における外国人の受入環境整備の先導性や積極性などを考慮した上で、4地域程度を選定する見込み。地域が提案した取り組みを、モデル事業として実施する。1地域あたりの事業費は500万円から750万円程度とした。
申請者は都道府県、市町村で、自治体間の連携による実施も可能。応募条件は、現在多くの訪日外国人旅行者が訪れる、または今後増加が見込まれる地域で、地域内の自治体などが民間事業者などと連携し、幅広い分野で統一性や連続性を確保しながら積極的に多言語対応の改善、強化に取り組む地域。次年度以降も自立的に継続していく見込みのある取り組みが対象だ。
応募期間は7月11日の17時必着。エントリーシートに必要事項を記入し、応募受付期間内に申請地域を管轄する運輸局などの応募先にメールで提出する。