関西から鳥取へ 県観光連盟、旬の話題や旅行企画支援を紹介

 公益社団法人鳥取県観光連盟はこのほど、大阪市北区の県関西本部で観光情報説明会を開いた。年間1150万人の入り込み観光客数で800万人を占める県外客のうち46%、370万人に達する関西からの観光客誘致に向けて最新観光情報をアピールした。

 東部エリアでは、鳥取砂丘の砂の美術館は現在第7期「砂で世界旅行・ロシア編」を開催中で過去最多の21作品が展示されている。8月16-30日には砂像に投影する3Dプロジェクションマッピングを行う。鳥取市の「しゃんしゃん祭り」は今年で50回目。世界一の傘踊りを目指しギネスに挑戦する。

 中部エリアでは、今年迎えた三朝温泉開湯850年を記念し、大山隠岐国立公園に今春編入された三徳山三佛寺で夏と秋に秘仏が特別公開される。10月には三朝寄席、ナイトミュージアムが三朝温泉街で開かれる。

 西部エリアでは、米子市内宿泊限定プランとして「大国主の縁結び神楽」を初めて設定したほか、今年開園15周年を迎えたとっとり花回廊でハンキングバスケットの展示が始まった。

 2次交通では、三朝やはわい温泉と鳥取市、山陰海岸を結ぶ「Gバス」が日曜日を中心に運行されており、9月20日からは西部の皆生温泉発で県内を周遊する「鳥取らくーだバス」の運転が始まる。

 1台あたり3万円を補助する団体バス助成、上限25万円の山陰海岸ジオパーク旅行商品造成支援なども設定、関西圏の旅行会社に送客を働きかける。

 県観光連盟の新貞二専務理事は「交流人口を増やし観光産業を発展させたい」と話し、集まった旅行会社担当者に協力を呼びかけた。


情報提供:トラベルニュース社