MIATモンゴル航空、羽田発着チャーター計画、8月から10月下旬で
MIATモンゴル航空(OM)は、2014年8月1日から10月25日まで、羽田/ウランバートル間でスケジュールチャーターを運航する計画だ。火曜日と土曜日の週2便で昼間時間帯に運航する予定。国土交通省に認可申請中だ。運航機材はボーイングB737-800型機で、ビジネスクラス12席、エコノミークラス150席の計162席。
羽田空港については、14年夏ダイヤから国際線発着枠が増加したが、米国との航空協議の遅れにより、1日9枠分が未使用のままとなっている。国土交通省では羽田から定期便がない都市であれば、ITCチャーターとして枠が使用できるとしており、今回のOMはこの未使用枠を活用するもの。
OMでは2009年に羽田から計4便チャーターをおこなった実績があり、ロードファクターは70%だった。OM日本支社長のソドノムドルジ・プレブスレン氏は本誌のインタビューに答え「今年は85%以上のロードファクターをめざしていく」と意欲を述べた。旅行会社から羽田発着チャーターをリクエストする声もあったといい、羽田の国際線2次増枠などで「羽田はブームになっている」ことから集客が期待できるとの考え。航空交渉次第ではあるが、将来的には定期便化もめざしたいとした。
チャーターの主要ターゲットは日本発の夏のレジャー需要。羽田発着にすることで、地方需要も取り込んでいきたい考え。搭乗客の7割は日本発、残りの3割はモンゴル発の需要を見込んでいるという。
販売はOMの指定代理店である、旅行会社6社と具体的な話し合いを進めているところ。申請がおり次第、商品を販売するとともに、他の旅行会社にもセールスをおこなっていきたいとした。
OMでは2008年の7月と8月、週2便で計画していた中部/ウランバートル間のチャーターで、十分需要が見込めなかったことで運航を中止した過去がある。プレブスレン氏は「2年前から臨時便やチャーター便をキャンセルしないようにしており、今回も状況はどうであれ、キャンセルしない方向性で調整をおこなっている」点を強調した。
※インタビューの詳細は後日掲載予定