旅行業・観光業DX・IT化支援サービス

コスタの日本発着クルーズ、6000名参加-地方需要の獲得も

  • 2014年5月20日

▽14年度は総客数1.5万名へ-羽田線に期待も

仕入・企画チームアシスタントマネージャーの角井隆尚氏 また、角井氏は今回の日本発着クルーズを契機に他社のクルーズの参加にもつなげていきたい考えを示した。カジュアル船のコスタクルーズの次として、プリンセス・クルーズなどのプレミアム船やラグジュアリー船など提案してきたいという。クルーズプラネット全体では2014年度(2013年11月~2014年10月)で売上高45億円、送客数1万5000名をめざす。

 今後は家族層については引き続き日本発着クルーズを訴求。シニア層やハネムーナーについては海外でのフライ&クルーズをアピールしていく考えだ。ただし、角井氏は海外クルーズについては旅行代金や期間の長さ、飛行機を利用しなければいけない部分から「(日本発着クルーズの効果で)参加者は少しずつは増えているが、思ったほどではない」と話した。今後は旅行代金を見直しリーズナブルな商品を提供するとともに、クルーズ経験者へのアピールを更に強めていく。

 また、同氏は今年3月末から羽田国際線2次増枠にも期待を示した。3月30日から全日空(NH)が羽田/バンクーバー線の運航を開始したが、同路線を活用したアラスカクルーズが好調に推移。羽田発に加え、羽田経由の地方需要が増えてきており、今後に期待がかかるとした。