セレブリティ・ミレニアムが横浜寄港、販売好調-14年は7000人目標に
セレブリティ・クルーズの「セレブリティ・ミレニアム」が5月10日、横浜港に寄港し、旅行業界向けに船内見学会を開催した。同船は5月3日から10日まで、阪急交通社がトラピックス25周年記念として、チャーターで横浜発着でクルーズを実施。神戸発横浜着の商品も造成しており、発売開始後すぐに完売するなど人気を博していた。
セレブリティ・クルーズの日本総代理店であるミキ・ツーリストクルーズカンパニー長の糸川雄介氏によると、2013年のセレブリティ・クルーズの販売人数は12年比10%増の約3000人。14年は日本発着クルーズを実施したことから目標を倍増し、7000人の販売をめざす。
同氏によると、2014年の予約状況は、日本発着クルーズを実施した効果もあり好調に推移している。5月10日から22日の横浜発バンクーバー着「極東・太平洋横断クルーズ」は、全体の約10%にあたる200名弱の日本人が横浜から上船したという。
9月には同じくセレブリティ・クルーズで横浜発上海(宝山)着の「日本・韓国・中国クルーズ」、10月に横浜発香港着の「日本・台湾・中国クルーズ」を実施する予定で、予約は好調に推移。特に横浜発香港着が「引きが強い」という。12月にはアジアで香港/シンガポール間のクルーズもおこなう。
また、糸川氏は「日本寄港クルーズを含めたアジアのクルーズでどれだけ認知度を高められるか」とし、日本発着クルーズをきっかけにセレブリティ・クルーズの認知向上とクルーズ初心者の取り込みをめざす方針を示した。将来的には、リピーター層の多い地中海をはじめとしたヨーロッパへのフライ&クルーズの販売増につなげていきたい考えだ。
2015年は4月26日発の上海(宝山)発バンクーバー着のクルーズで、5月1日に横浜に寄港する予定。日本発着クルーズについては、10月にチャータークルーズとして実施する方向で調整中としており、詳細は今夏までに発表する予定だ。