KNT-CT、第1四半期は売上2%増、国内旅行堅調

  • 2014年5月11日

 KNT-CTホールディングスの2014年12月期第1四半期(2014年1月1日~3月31日)の連結業績で、売上高(※総額)は前年比2%増の937億6100万円となった。2月の大雪の影響を受けたほか、海外旅行が円安やタイの政情不安などで苦戦した一方、国内旅行は伊勢や東京などが牽引して「比較的堅調」に推移したという。

 営業損失は、売上原価が2.1%増の782億5700万円、営業費用が2.7%増の181億2700万円となったため、前年の23億6100万円から26億2300万円に拡大。しかし、経常損失は前期に3億1700万円発生していた為替差損が700万円となったことなどで26億3500万円から25億4800万円、四半期純損失も特別利益が8700万円増、特別損失が2500万円減となり、21億300万円から19億7400万円とそれぞれ縮小した。

 なお、事業分野ごとの売上高は、個人旅行が2.3%増の582億7900万円、団体旅行が0.8%増の182億4000万円、その他が2.8%増の202億7500万円。損失は個人旅行が13億8400億円から16億1700万円、団体旅行が7億8500万円から9億100万円、その他が4800万円から1億8200万円に増加している。