楽天トラベル、GWの国内旅行は5.7%増-増税の影響は軽微

  • 2014年4月15日

 楽天トラベルによると、同社の今年のゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)における国内旅行の予約状況は、前年比5.7%増となった。国内宿泊とANA楽パック、JAL楽パックの予約人泊数の実績を3月31日時点でまとめたもの。今年は日並びの影響から前半と後半で需要に開きがあり、予約が後半の4連休(5月3日~6日)に集中。後半は14.7%増となった。

 今回のゴールデンウィークについては、消費税増税の影響が懸念されたものの、後半4連休の予約単価は1.1%増と上昇していることから、同社では影響は軽微であるとし、全体的に見ても堅調な推移を示しているとした。楽天トラベル会員1782人から回答を得たアンケートでも、消費税増税が予約に与えた影響については「ない」と答えた回答者が58.8%と多数を占めた。

 年代別の予約状況では20代が30.7%増と2桁増。楽天トラベルによると特にカップルやグループでの旅行の需要が高まっているという。予約方法についてはスマートフォン、タブレットを合わせた「スマートデバイス」による予約が59.8%増と急増。同社ではスマートデバイスの急速な普及により若者層の予約が活性化していると見る。

 都道府県別の前年比ランキングでは、トップが徳島県で45.4%増。2位は島根県で21.3%増、3位は神奈川県で20.5%増だった。同社では、徳島県については四国八十八ヶ所霊場の開創1200年、島根県については出雲神社、神奈川県については箱根神社との関連が考えられるとして、根強いパワースポット人気を裏付ける傾向があるとの分析だ。