福岡空港の混雑緩和へ「なるべく早く対策」-航空局長

  • 2014年4月9日

 国土交通省航空局長の田村明比古氏は4月9日の専門誌会見で、福岡空港に関する今後の施策について質問され、「非常に混雑している。対策をなるべく早く取っていかなければいけない」と回答した。

 福岡空港については、「時間をかけて地元で住民参加の合意形成をしながら、滑走路をもう1本増設」する方針が決まっており、国としても環境への影響を調査しているところだ。

 「2000億円近い」という滑走路の建設費用や空港運営の改革も課題だが、現状として「そういう話をしている今でも、以前は限界といわれていた数字を超えて処理をしている」ため、対策が急がれるという。

 ただし、議論を急ぐ必要はあるものの、「拙速を求めるよりはちゃんと地元で合意ができたものに基づいて進めることが重要」であるとも語った。