フィンエアー、日本線にフルフラットシート投入、6月までに
フィンエアー(AY)は4月から、ビジネスクラスにフルフラットシートを搭載したエアバスA330型機とA340型機を、日本線に順次投入する。4月1日から成田/ヘルシンキ線で運航を開始。6月1日までに中部、関空/ヘルシンキ線に導入する予定だ。日本路線以外では4月1日からニューヨーク線に、5月1日から北京、ソウル線に、6月1日までにハノイ、香港、上海線に拡大するとしている。
AYでは2900万ユーロを投じてA330型機とA340型機材のアップグレードを進めており、今回のビジネスクラスの新シート導入はそれに伴うもの。新シートの幅は58センチメートルで、フルフラット時は全長最大200センチメートルとなる。シートには個人用の読書灯や調整可能なヘッドレスト、ムードライト、機内エンターテイメントなども用意した。
アップグレード完了後は、旧型機3機を除く全ての長距離エアバス機のビジネスクラスにフルフラットシートが装備されることになる。旧機材は2015年に受領予定のA350XWB型機の導入に伴い、引退が決まっているという。
なお、現在AYはアジア・北米の長距離15路線で、A330型機、A340型機を計15機運航中。2015年下半期からA350XSB型機を11機導入する予定で、さらに8機の追加も計画されているという。