フィジー、「フィジー・エアウェイズ」、向こう5ヵ年の戦略的経営プランの要旨を発表
昨年「エア・パシフィック」からの名称変更を果たしたフィジーの国営エアライン、フィジー・エアウェイズ(FJ)は、向こう5ヵ年の戦略的経営プランの要旨を発表いたしました。
5年の間に、総供給座席数を35%増加させ(アジア路線 144%増、近隣南太平洋島嶼国路線 86.6%増、オーストラリア路線 28.4%増、ニュージーランド路線 58.9%増、国内線 12.3%増、アメリカ路線 4.7%減)、輸送乗客数を現在よりも39%増やすというものです。
このため2017年までの間に、A330-200×1機、B737-800×2機、ATR72-600×2機(1機は現存のATR42-500の代替)といった新機材を購入またはリースすることによって保有機材の総座席数を25%増加させます。これにより、5年後に1億フィジードル(約53億円)以上の営業利益を目指し(現行レベルの燃油価格と為替レートを前提にした場合)、従業員数も28.5%増やす見込みとのことです。
その第一歩として、本年5月より、首都スバ(ナウソリ空港)~シドニー間、及びスバ~アピア(サモア)間に直行便を就航させることは以前お知らせした通りですが、さらに6月21日(土)より、スバ~フナフチ(ツバル)間を週2便から3便(火・木・土)に増便(使用機材ATR42-500)、
また7月05日(土)よりナンディ~ホニアラ(ソロモン)間に直行便を週1便で就航し(使用機材B737-700)、既存のポートビラ(バヌアツ)経由便(週1便)と合わせて週2便(火・土)に増便いたします。
上述の通り、同社では向こう5年間の間に近隣南太平洋島嶼国路線への座席供給数を現在の2倍近くまで増加させる計画で、これにより、ナンディをハブとして、同社の2つの長距離就航先であるアメリカや香港、そして近隣のオーストラリアおよびニュージーランドと、南太平洋島嶼国の間の、大幅な利便性向上および輸送力増強はかります。
どうぞご期待ください。